
マーベルライバルズ:実験的機能「Switch Shader Compilation Mode」が実装
マーベルライバルズがリリースされて以来、多くのプレイヤーから「メモリ使用量が高すぎる」「ゲームが重い」といった報告が寄せられてきました。特に16GB以下のRAMを搭載したPCでは、メモリ不足によりストレージへのスワップが発生し、フリーズや強制終了、パフォーマンス低下を引き起こすという声が多かったようです。
そこで、シーズン2より「Switch Shader Compilation Mode」という実験的機能が導入され、メモリの消費を大幅に抑えることが可能になります。
本日公開された公式ニュースでその内容が解説されているため、下記に和訳を記載します。
Dear Rivals, We’ve just introduced a new experimental feature—Switch Shader Compilation Mode—which may help reduce memory usage and improve overall stability, especially for players with lower RAM setups or FPS concerns.
Full details here >> https://t.co/mAkcOSPoC2
If you… pic.twitter.com/WpLieKvP25
— Marvel Rivals (@MarvelRivals) April 9, 2025
Switch Shader Compilation Mode とは?
この機能を有効にすると、シェーダーコンパイル(ゲーム内グラフィックスの描画に必要なプログラム変換)が以下のように変更されます。
- アップデートやグラフィックドライバー更新後、ゲームを初回起動するときのみシェーダーコンパイルが走る
- ゲーム内のメモリ使用量が劇的に減少し、RAM不足によるFPS低下・画面フリーズ・クラッシュのリスクを軽減
既知の問題点
「Switch Shader Compilation Mode」を有効にすることで、下記のような副作用が生じる可能性があります。
- 新しいマッチに入る際、最初の数フレームでマテリアル(テクスチャやモデル)が正しくレンダリングされず、一時的に異常な表示になることがある
- 初回レンダリング時に僅かなスタッター(カクつき)が発生し、その後は安定
- 6スレッド以下のCPU環境で、同時に「Switch Shader Compilation Mode」とAMD FSR3フレーム世代機能を使うと、追加のスタッターを誘発する可能性がある
推奨対象
これまでに大幅なFPS低下や画面停止、頻繁なクラッシュに悩まされてきたプレイヤー(特に16GB以下のRAMを搭載)が、この機能を有効にすることでパフォーマンス向上が期待できます。
ただし、有効化後に問題が発生した場合は、サポートチームに連絡し、フィードバックを提供してください。
導入の手順
- PC版「マーベルライバルズ」のランチャーを起動
- ランチャー設定画面で「Switch Shader Compilation Mode」を有効化
- ゲームを再起動して変更を適用
シェーダーのコンパイルが最初に走るときに多少の時間がかかる場合がありますが、その後は従来よりもメモリ消費が抑えられ、安定したゲームプレイが期待できます。
まとめ
シーズン2から導入される「Switch Shader Compilation Mode」は、メモリ使用量が高くなりがちなマーベルライバルズの弱点をカバーし、FPSドロップやクラッシュを大幅に削減する可能性を秘めた新機能です。
実験的な要素を含むため、完全に不具合が解消される保証はありませんが、特にRAMが16GB以下の環境のプレイヤーにとっては試してみる価値が大きいでしょう。
運営チームは、プレイヤーからのフィードバックをもとに今後も最適化を続けるとのこと。さらなる快適プレイを目指し、ぜひこの機能を活用してみてください。