
マーベルライバルズ:シェーダーコンパイルモードとは?設定すべきか解説
「シェーダーコンパイルモード」は、マーベルライバルズのシーズン2に合わせて導入された実験的機能です。ゲームを最適化し、より幅広いPC構成で安定動作を目指す取り組みの一環として追加されました。
ただし、まだ開発初期段階のため、環境によってはメリットが少なかったり、逆に不具合を引き起こす可能性もある点に注意が必要です。
この機能を有効にすべきか?
結論から言うと、有効にするメリットが大きいと考えられます。ゲームが快適に動作している環境でも、この機能をオンにしておくことで、シェーダーのコンパイルを一度きり(ゲームまたはドライバーアップデートのタイミング)にまとめられるからです。
逆にオフのままだと、ゲームを起動するたびにシェーダーをコンパイルし直す必要があり、起動時間や処理負荷が増える恐れがあります。
こんなプレイヤーには特におすすめ
- メモリ不足(16GB以下)で処理が重くなりがちな人
- 動作が不安定で、頻繁にスタッター(カクつき)やクラッシュが発生する人
- 起動時の読み込みを一度で済ませたい人
シェーダーコンパイルモードをオンにすると、RAM消費を減らせる可能性があり、FPSドロップやクラッシュ対策にも一役買うかもしれません。とはいえ、必ずしもすべての環境で改善を約束するものではなく、不具合が増えるケースもあるため、一度試してみて、問題があればオフに戻すのが安心です。
有効化の手順
- PC版「マーベルライバルズ」のランチャーを起動
- 設定画面から「シェーダーコンパイルモード」をオン
- ゲーム再起動後、シェーダーが一括コンパイルされる
一度コンパイルされたシェーダーは、次のゲームアップデートまたはグラフィックドライバ更新時まで再コンパイルは不要になります。
注意点
- 低スレッドCPU(6スレッド以下)環境で、AMD FSR3フレーム生成を同時に使うとスタッターが増える恐れがある
- シェーダーコンパイル時に若干の待ち時間が生じることがある
- アップデート毎に一度だけコンパイル処理が走るため、最初の起動時に画面がカクつく可能性がある
もしゲームの挙動が悪化した場合は、同じ設定画面でオフに戻して再起動すれば元に戻せます。
シェーダー生成とは?
シェーダーはグラフィックカードで動作する小さなプログラムで、オブジェクトやテクスチャ、ライティング、影などの描画を司ります。
コンソール機器では、ハードウェアが一律であるため事前にコンパイルされたシェーダーが使われますが、PC環境は多種多様なので起動時に各環境向けにシェーダーを生成する必要があります。
マーベルライバルズのような近年の大型ゲームでは数千ものシェーダーが存在し、一度に大量コンパイルが行われると時間やリソースを要します。今回の新機能は、これを最初の一度にまとめることで、以降のプレイをスムーズにする狙いがあります。
まとめ
「シェーダーコンパイルモード」は、シーズン2アップデートに伴い導入された実験的な最適化機能です。特にPC環境でゲームが重い、メモリ不足を感じるというプレイヤーにとっては、有力な解決策となる可能性があります。一方で、低スレッドCPU+AMD FSR3フレーム生成を同時使用するなど、特定環境ではスタッターが増えるリスクも否定できません。
最終的には、実際に試してみて自分の環境と相性が良いか確かめるのが最適解と言えます。もしパフォーマンスが向上しない場合はオフに戻すなど、柔軟に対応してゲームを楽しんでください。