
スカーレット・ウィッチのダメージ強化は「60→80DPS」ではない?
シーズン2で行われるスカーレット・ウィッチの調整について、「左クリックのDPSが60から80に強化され、大幅バフになったのではないか」という見方が一部で広まっています。しかし、実際にはシーズン1から敵の体力割合ダメージやチームアップボーナスが含まれていたため、一見20DPS上がったように見えても単純な比較はできません。以下では、コミュニティで共有された詳細な内訳をまとめます。
Scarlet Witch’s Damage Buff Isn’t 60 → 80 (Here’s What Actually Changed)
byu/DewDroppu inmarvelrivals
変更前と変更後のダメージ比較
シーズン1.5のダメージ計算
- 左クリック: 60(基本ダメージ)+ 敵の最大HPの3% + チームアップ(マグニートー)による10%補正
- 後衛(HP250〜275程度)の敵で約75ダメージ
- タンク(HP600)の敵で約85ダメージ
- モンスターフォームのハルク(HP1500)に対しては115.5DPS
シーズン2のダメージ計算
- 左クリック: 80(固定ダメージ)
体力割合ダメージやチームアップボーナスは廃止 - 敵が誰であっても80DPS固定
この結果、左クリックにおいては「対後衛(HP低めの敵)に対しては+5程度のダメージ向上」になるものの、「対タンクでは以前よりダメージが減る」形になりました。全体として「60→80DPSに上がった」という単純な比較ではなく、対象のHPや旧チームアップ効果を加味する必要があるということです。
右クリックのダメージ変更
右クリック(直撃とスプラッシュ)のダメージにも同様にチームアップ10%補正が廃止され、数値が微増したにとどまります。
- 変更前: (35直撃 + 35スプラッシュ) × 1.1 = 38.5 + 38.5 = 77合計
- 変更後: 40直撃 + 40スプラッシュ = 80合計
このため、右クリックは実質的に+3程度のダメージ向上となっています。
総合的な影響
スカーレット・ウィッチは、対後衛に対してやや火力が向上する一方、対タンク性能は下がっていると考えられます。
また、チームアップの消失によるダメージ補正の減少や、フェード時間の短縮とクールダウン延長などが重なり、アサシン寄りの動きに対する弱体化を懸念する声も出ています。
ただし、新しいチームアップ能力の登場や、全体的な調整でみればまだプラスに働く部分もあるため、一概に大幅な弱体化とは言えないという意見も多いです。
【速報】キャップ×バッキーの連携スキルが実装
「STARS ALIGNED」
ウィンター・ソルジャー
味方に向かって飛びかかり、衝撃波で近くの敵にダメージを与える味方のキャプテン アメリカと衝突して、近くの敵に大きなダメージとデバフを与えることも可能#Marvelrivalspic.twitter.com/M3w93tC24x
— マーベルライバルズ@JEFF NEWS (@MarvelRivalsJP) April 3, 2025
コミュニティの反応
「実質+5ダメージくらい」
「スカーレット・ウィッチの本来の用途はダイブや飛行キャラへの対処だったから、
後衛相手へのダメージ増はありがたい。一方、タンクには以前ほど効かないのは注意だね」「チームアップの存在意義が薄れてる?」
「運営はチームアップのアンカーボーナスを無くしたがってるのでは?
コード的にも複雑そうだし、みんながこのゲームの連携に慣れてくれば無くなるのかもしれない」「フェード時間の短縮が痛い」
「スキル時間が短くなったからアサシン寄りの立ち回りがしにくい。
ダメージが微増してもフェード弱体化の方が大きいと感じる」
メイン攻撃のダメージ一覧表
各ヒーローのダメージ計算を全て明確にするためにスプレッドシートで計算を実施するプレイヤーも登場しています。
本リストからは、最もHPの少ない敵に対しても最大で0.24秒のTTK短縮にとどまっていることが確認できます。
まとめ
「スカーレット・ウィッチのダメージが60→80に上昇した」という表現だけを見ると大幅バフに思えますが、実際には旧版での体力依存ダメージやチームアップ補正が削除されているため、対タンク性能はむしろ低下し、対後衛にはやや有利になった程度の変化となります。
フェードの弱体化など他の要素も加味すると、スカーレット・ウィッチの立ち回りは以前と大きく異なる可能性が高く、これまで通りタンクを削るよりも、アンチダイブの役割を意識した方が効果的と言えるでしょう。