マーベルライバルズがTwitch視聴数でValorantなどビッグタイトルを上回る快挙

マーベルライバルズがTwitch視聴数でValorantやWoWを上回る快挙

2025年1月に突入しても勢いを維持し続けるサードパーソン・ヒーローシューター『マーベルライバルズ』が、Twitchでの視聴時間ランキングにおいて大人気作品『Valorant』や『World of Warcraft』などを上回り、ベスト5入りを果たしていることが分かりました。リリースからわずか1か月余りで、驚異的な実績を積み重ねているその背景と、新シーズン開幕による影響を解説します。

わずか1か月で視聴数急伸：トップ5入りを達成

配信統計サイト「SullyGnome」によると、過去30日間（2025年1月時点）で『Marvel Rivals』はTwitchにおける視聴時間ランキングの第5位を記録。下記の通り、『Valorant』『World of Warcraft』『Path of Exile 2』『Counter-Strike』といった名だたる作品を上回る結果となりました。

見ての通り、『Marvel Rivals』は4位の『Fortnite』に迫る勢いを見せ、先月までは上位ランク常連だった他のビッグタイトルを抜き去った形となっています。

大成功の背景：継続するプレイヤー数＆大きなピークプレイヤー数

• リリース3日目にピーク接続48万人超
  瞬間最大プレイヤー数が約48万人を記録
• 常時30万人以上を維持
  最低ピーク時でも約30万人のアクティブユーザーがプレイ
• 初月でユニークプレイヤー2000万人突破
  圧倒的なスタートダッシュを成し遂げた
• シーズン1開幕時にはSteam接続1位を達成
  長らく不動の1位だったカウンターストライク2を抑え首位に

他のライブサービス作品に比べ、初月のユーザー離脱率（約7%）が非常に低く、プレイヤーリテンションが高い点も大きな特徴です。

eスポーツ要素との競合：Overwatch 2の視聴数に影響

特に同ジャンルのFPS/ヒーローシューターとして注目されるのは、『Overwatch 2』の視聴者数が大きく減少したこと。12万5000人から6万4000人へと急落する中で、『Marvel Rivals』は逆に27万5000人を記録したとの報告があります。
競技シーンがすでに確立されている『Valorant』や『Counter-Strike』にも影響を与えており、新たな“覇権ヒーローシューター”として台頭している様子がうかがえます。

シーズン1の開幕でさらに拡充

『Marvel Rivals』はシーズン制を導入しており、シーズン1がキックオフしたタイミングで新ヒーローやバトルパス、スキンなどのコンテンツが多数追加されました。これにより、既存プレイヤーだけでなく新規参入者も増えており、Twitch視聴者数のさらなる上昇に繋がっていると見られています。

今後の課題：ハネムーン期後の安定を維持できるか

リリース直後やシーズン開幕時には大きな盛り上がりを見せる作品が多い一方で、その“ハネムーン期”を過ぎた後に視聴者数やプレイヤー数が落ち込むケースも少なくありません。
『Marvel Rivals』の場合は、更新頻度・新コンテンツの質、コミュニティマネジメントなどが肝となり、この高い人気をどこまで維持できるかが今後の焦点となるでしょう。

まとめ：新たなスタータイトルとして快進撃を続ける

『Marvel Rivals』は、Twitch視聴時間ランキングでValorantやWorld of Warcraftを上回り、わずか1か月でトップ5入りを果たすなど驚異的な成果を上げています。プレイヤー数・視聴者数の両面で大きな躍進を遂げている本作が、ライブサービスの厳しい競争を勝ち抜き、新たなスタータイトルとしてどこまで成長を続けるのか、今後も注目が集まります。