
マーベルライバルズ:ランクマッチ最大の問題に不満が集まる
『マーベルライバルズ』はリリースからわずか数カ月で2000万ユーザーを突破し、公式大会「Marvel Rivals Championship」や地域ごとのコミュニティ大会が連日開催されるなど、活発なeスポーツシーンが形成されつつあります。シーズン2.0ではマップローテーションの刷新や「パフォーマンスベースランク」導入といった調整も行われました。しかし、ソロキュー・パーティ問わず多くのプレイヤーが「途中切断時の不公平さ」に不満を表明しており、これがランクモードの健全性を脅かす最大の課題として浮上しています。
Comp matches need to end INSTANTLY as soon as there’s a DC in the beginning.
byu/psilopsilocybin inmarvelrivals
現在の仕様とプレイヤーの不満
ランクモードでプレイヤーが試合中に切断すると、現行仕様では5対6の人数不利でも試合は続行され、再接続の猶予も短時間に制限されています。その結果、残された側は一方的な敗北を強いられ、完全に無実でもランクポイントを失うケースが後を絶ちません。
- ポイント差が大きいシーズン2.0以降は、切断の影響で一気に降格することも珍しくない。
- クイックプレイでは途中参加で補充されるが、ランクではロビーがロックされ補充不可。
- 切断判定が厳しく、再接続までに数分を要する回線障害ではほぼ確実に敗北扱いに。
こうした状況はプレイヤーの忍耐力を削ぎ、SNS上でも「連勝が切断一つで台無し」「降格でモチベが消えた」などの声が急増しています。
他タイトルとの比較と具体的な解決策
同ジャンルの『オーバーウォッチ2』では、途中切断が発生しても復帰するまでの猶予時間が長く設定されていたり、切断が多い場合はシーズンにわたってランクマッチへの参加がBANされる対処も用意されています。
『マーベルライバルズ』でも以下の施策が現実的ではないかと言及されています。
- 再接続猶予の拡張:現在より長いタイムウィンドウを設定し、回線復旧時に復帰しやすくする。
- ランク減点の緩和:切断が発生したチームに限り、敗北時のポイントを軽減する。
- 一時的AIボットの投入:プレイヤー復帰まで能力を抑えたAIを代替配置し、人数不利の時間を短縮。
- クラッシュレポートの自動判別:クラッシュログを解析し、故意離脱とシステム落ちを区別。悪質行為のみ長時間バンを科す。
ただ、過度な保護はシステムの悪用を招きかねないという声も。マッチの雲行きが怪しくなってきたら故意に切断して味方のポイント損失を防ぐなどの行為に対する対策も講じる必要がありそうです。
コミュニティの声
コミュニティからは以下のような具体的な意見が上がっています。
「連敗後のマッチで味方が落ちてポイントを全部失うのは勘弁してほしい。切断理由が回線ならポイント保護してほしい。」
「クイックでは補充があるのに、ランクは5対6確定。競技性を掲げるなら一貫性を持ってほしい。」
「切断直後に戻っても復帰できずペナルティが重すぎてやる気を無くす。」
まとめ
現在、『マーベルライバルズ』は高い人気と伸びしろを持ちながらも、切断時のバランス欠如という大きな課題に直面しています。ランクモードが真に公平でなければ、プレイヤー離れが加速し、eスポーツ展開にも影響が及びます。
ネットイースが再接続猶予の拡大やランク減点緩和などの具体策を導入し、公平性と競技性を両立できるかどうかが、今後のプレイヤー基盤維持の鍵となるでしょう。