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マーベルライバルズ:過剰なメモリ消費問題に対する修正が実施予定

マーベルライバルズ:過剰なメモリ消費問題に対する修正が検討中

マーベルライバルズ(Marvel Rivals)は、比較的最新のゲームとしては妥当なシステム要件を掲げているものの、メモリ(RAM)を大量に使用する点がプレイヤーから指摘されています。
これまでに、実際に16GBのメモリでプレイしていたユーザーが、パフォーマンス低下に見舞われ、32GBに増設してやっと快適に動作するようになったといった事例も報告されています。

技術デザイナーの見解:修正はシーズン2以降に

ネットイース(NetEase)のリードテクニカルデザイナーであるウェイカン・ルアン氏は、ゲームクリエイター向けイベント「GDC 2025」のインタビューで、「直面している最も大きな問題のひとつがPC版でのメモリ消費」だと認めました。
同氏によると、シーズン2(開始は4月中旬頃を予定)で、メモリ消費を大幅に削減できる「実験的なチェックボックス」をランチャーに設置することを検討しているとのことです。しかし、開発には大幅なテストが必要であり、小規模なパッチで対処できる問題ではないため、リリース時期は確定ではないとも明かしました。

Unreal Engine 5との格闘

さらにルアン氏は、Unreal Engine 5が新しいエンジンであるため、開発陣だけでなく業界全体が様々な最適化の課題に直面していると説明しています。
マーベルライバルズは動的なオブジェクト破壊や多彩なビジュアル要素を備えており、それらがパフォーマンスに大きく影響している可能性があります。
今後エンジンの最適化やゲーム内の各種調整を進めることで、より広範囲のPC環境で快適に動作できるよう改善していく考えを示しています。

チェックボックスの狙い:パフォーマンスと表現の両立

実装が検討されている「メモリ削減用チェックボックス」については、具体的にどの要素を削るのかは明言されていません。
プレイヤーが軽量モードをオンにすると、破壊表現ビジュアル効果などの品質が低下し、その代わりにRAM使用量が抑えられるものになると推測されます。
最終的な調整内容は、テスト段階で検証しながら決定する見込みとのことです。

まとめ

マーベルライバルズが抱える過剰なRAM消費の問題は、プレイヤーの快適なプレイを阻害する深刻な課題として開発からも認識されています。
リードテクニカルデザイナーのウェイカン・ルアン氏によれば、シーズン2で「メモリ削減用チェックボックス」を導入する計画があるものの、開発とテストに相応の時間を要するため、正式なリリースは確約できないとのことです。
今後のアップデートを通じて、Unreal Engine 5の特性を活かしながら、低スペック環境でも安定した動作を実現できるよう最適化が進むことが期待されています。

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