マーベルライバルズ：「FPSが高いほど有利になる」問題に開発者が公式コメント
12月6日にリリースされた新作TPSヒーローシューター『マーベルライバルズ(MarvelRivals)』において、FPS（フレームレート）が高いほどヒーローの動作やダメージに影響し、有利になるという問題がコミュニティで指摘されてきました。実際に低FPS環境だと一部のヒーローが本来の性能を発揮できず、「PC性能に左右される“PAY to WIN”だ」との声も出ています。
こうしたユーザーからの訴えを受け、開発チームのコミュニティマネージャーがDiscord上でこの問題を認め、シーズン1アップデートで部分的に修正し、今後のパッチで完全解消を目指す旨を表明しました。以下では、その公式コメントを引用しながら、問題の概要と今後の展望を解説します。
公式Discordでの開発チームコメント
FPS依存バグの概要
リーカーやコミュニティの検証では、低FPS環境だと一部の動作・攻撃が本来よりも短い距離や低いダメージ量になり、逆に高FPSを出せるPCを使っている人ほどヒーローの性能をフルに発揮できる、という問題が確認されています。
例えば、ウルヴァリンのコンボ攻撃や移動スキルがフレームレート依存になっていることが代表的な例として挙げられています。
シーズン1アップデートでの修正内容
今回のコメントによると、シーズン1のアップデートで、少なくともヒーローの移動に関連する不具合の修正が予定されています。ただし、ダメージ関連の問題については「長期的な作業が必要」とのことで、すぐには完全修正されない可能性が高いです。
今後の見通し
開発チームは、このFPS依存のバグを「クライアント側の予測機構」に起因すると説明しており、完全な対策には慎重な調整が不可欠とされています。ライブサービス型のゲームであるマーベルライバルズは、継続的なパッチとアップデートで問題解決を目指すことが期待されますが、いつまでにどの程度改善されるかはまだ不透明です。
まとめ：シーズン1で部分修正、最終的な解決は今後のパッチ待ち
マーベルライバルズにおける「FPSが高いほど有利になる」問題は、多くのプレイヤーにとって深刻な不公平感をもたらしていました。しかし、今回のコミュニティマネージャーによる公式コメントで、シーズン1アップデートでは移動系の不具合を中心に修正が行われ、ダメージ面の完全解決は先のパッチに期待という方針が示されました。
PC性能の格差が生む事態を「PAY to WIN」と揶揄する声もあるなか、運営がどう対処していくのか、今後の動向に注目が集まります。
シーズン1のアップデート日程が近づけば、パッチノートや公式発表でより詳細な修正内容が明らかにされることでしょう。
