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マーベルライバルズで何故か「くまのプーさん」とチャットできないことが発覚し話題に

マーベルライバルズで「くまのプーさん」がチャット禁止ワードに? 理由を解説

12月6日にリリースされた新作TPSヒーローシューター『マーベルライバルズ(MarvelRivals)』では、オンラインゲームとして一般的なチャット機能が実装されていますが、実は「くまのプーさん(Winnie The Pooh)」の名前がチャットで使用できないことが分かりました。これについては多くのプレイヤーが「なぜ愛くるしいディズニーキャラが禁止?」と不思議に思っているようです。

本記事では、その背景とゲーム運営会社NetEaseの立場を踏まえ、理由を解説します。

「くまのプーさん(Winnie The Pooh)」が禁止ワードになった理由


※日本語で「くまのプーさん」は許されているようです

海外コミュニティの報告によると、チャットで「Winnie The Pooh」という文字列を入力すると、「不適切な内容が含まれています」というメッセージが表示され、投稿がブロックされる現象が確認されています。これは中国政府の検閲と関連する可能性が高いと言われています。

「ディズニーキャラのプーさんがなぜ?と疑問に思うかもしれないが、近年、プーさんは中国の習近平国家主席を揶揄する目的でSNS上で使用される事例が増え、その結果、中国国内では“くまのプーさん”がタブー視されるようになった。」

マーベルライバルズの開発元であるNetEaseは、中国に本社を置くゲーム会社。政治的に敏感なワードやフレーズをあらかじめ検閲対象として設定していると考えられ、「Winnie The Pooh」がその一例と推測されています。

中国とプーさんの関係:なぜ検閲対象なのか

「くまのプーさん」が中国で問題視され始めたのは、習近平国家主席を風刺するネットミームがきっかけです。プーさんと習主席の容姿を並べた画像やジョークがSNSで拡散され、中国政府が検閲を強化。以来、プーさんに関連するコンテンツが中国国内では規制される事例がいくつも確認されています。

マーベルライバルズのチャット検閲と運営方針

マーベルライバルズは世界的に配信されていますが、開発・運営は中国企業のNetEaseが担っています。中国政府のガイドラインを遵守しなければならないため、プーさんのようなワードも事前にフィルタリングされる形です。これにより、国際版のプレイヤーであってもチャット内で「くまのプーさん」と入力するとブロックされてしまうわけです。

また、ほかにも「Isis」「Hitler」「Free Taiwan」など、政治的・社会的に敏感なフレーズが禁止ワードとなっているとの報告もあります。こうした検閲は中国企業にとって避けられない選択肢であり、ゲームをグローバルに展開するうえでの難しさとも言えます。

今後の展望:検閲は解消されるのか?

世界的なIP(知的財産)を扱うマーベルライバルズが、政治的検閲の影響で一部ワードを利用不能とする状況は、プレイヤーから見ると「奇妙」または「不思議」に映るかもしれません。しかし、中国国内でビジネスを行う以上、このようなワードフィルタはしばらく解消されない可能性が高いと考えられます。

「キングダムハーツ3でプーさんがほぼ登場しなかったのも、中国市場への配慮が理由ではないか」との指摘があるほど、中国政府の検閲は厳しい。

マーベルライバルズのようなライブサービスゲームでは、コミュニティガイドラインやチャットルールが継続的に見直しされるため、将来的に変更される可能性はゼロではありません。とはいえ、現状では「くまのプーさん」がチャット禁止ワードのままである確率が高いでしょう。

まとめ:政治的背景が生んだ不可思議な“禁止ワード”

可愛らしいイメージの「くまのプーさん」がマーベルライバルズのチャットで使用不可というニュースは、一見奇妙に思えます。しかし、中国政府の検閲事情とNetEaseの背景を考慮すると、この措置は特に不思議なことではありません。
政治的な風刺の道具となったプーさんは、中国系ゲームにおいては慎重に扱われる対象。マーベルライバルズでの禁止ワードとして定められたのも、その文脈に基づくと考えられます。

今後もゲーム内でのチャット検閲は続き、政治的・社会的にセンシティブな単語が定期的にブロックされる可能性があります。プレイヤーとしては、文化的・政治的背景の違いに留意しつつ、ルールを守って楽しくプレイすることが大切と言えるでしょう。

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